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HARADAプライベイト

見ろ、あれが俺らが探していた両国国技館だ。見ろ、あれが俺らが憧れた力士だ。見ろ、あれが俺らが恋い焦がれたちゃんこ鍋だ。みろ、あれが俺らが求めていた力士の(やけに美人な)嫁だ。

ツッコミ入れたい

居酒屋のキャッチの兄ちゃんが、話しかけてくる、「居酒屋ですか⁉︎」「今日は居酒屋じゃなかったですよね⁉︎」って。

 

俺は居酒屋じゃないよ、あれ?でも今日はもしかして俺居酒屋なのかな?居酒屋だったときの面影ある?いやいや居酒屋なわけないな、ありえない。でもちょっと待てよ、チェーンの居酒屋ってことか?それだったら可能性あるかも、、ってんなわけない。居酒屋だったらこんなとこいないわ、てか居酒屋ですかって結構失礼だろ、せめて居酒屋「さん」ですか?だろ。名字か?裏をついて下の名前か?大学生の一気飲みか?スケべ親父のくだ巻きか?年齢無制限の女子会か?

 

ふと、我に帰った私は、すでに居酒屋に入っている、これは夢か?幻か?とりあえず呼び出しボタンを押して生ビールを注文した。注文を受けるなり、学生バイトがタッチパネルで注文してくださいとイラついている。

 

薄味の生ビールと乾ききった枝豆をつまみながら、私はメニューを見る。この手の店のタッチパネルは反応が悪い、頼んだつもりもない品が来ることがしばしばある。履歴を見ると、頼んでいる。ああそうか、頼んだことを忘れていたんだ、1番初めに頼んだのに宴もたけなわな時間に来るやつだ。

 

4杯目の焼酎グラスが空く頃には、残り少ない枝豆が乾きに乾いて餓死寸前。

 

そこそこの時間になってベロベロの宴会部長がすっくと立ち上がり、一言「宴もたけなわで縛って亀甲縛りではございますが。。。」

 

最後に氷結、マイナス2度。