HARADAプライベイト

見ろ、あれが俺らが探していた両国国技館だ。見ろ、あれが俺らが憧れた力士だ。見ろ、あれが俺らが恋い焦がれたちゃんこ鍋だ。みろ、あれが俺らが求めていた力士の(やけに美人な)嫁だ。

俺がやる

日本人は消極的だ

と言う言葉を何度も聞いたことがある。

確かに、講演とかで話が終わってから質問する人も少ないし、いないときだってある。あれはひどいもんだ、と思いながらも自分もだいたい質問することはない。

 

誰かが質問すると他の人もだいぶ質問しやすくなると思うが、最初に質問するのは相当聞きたいことがない限りは手を挙げることなどない。

 

質問をしなければならない訳ではないけど、しないよりはしたほうがいい、したほうが話が広がる。

 

わかってる、でも緊張するしなかなか聞けない、どうしよう、そう思ってる間に時間は刻々とすぎて、質問タイムは終わりを告げる。

 

質問タイムは短い、だいたい5分から10分ってとこだろうか、だから質問は講演中に話を聞きながら考えなければならない、しかし、そんなことを考えていては話も頭に入ってこないし、なんのために聞きに来たのかわからなくなる。

 

質問はせず、話を聞くことに徹したほうがいいのではないか?そんな気さえする。でも質問したら講演した人は喜ぶだろうし、場も盛り上がりを見せる。

 

「俺がやる」

 

その気持ちが大事だ。その気持ちがなければ、質問をする意味がない、誰かがやってくれるでは、意味がない。

 

勇気を持って、腕をまっすぐに、手を挙げる。

 

そうすれば、新しい道が開かれる。

 

地面に対し、腕を直角に上げ、指の先までまっすぐにする気持ちで、「絶対に指名される」と言う強い気持ちを持って。

 

その強い気持ちは必ずや、周りの人にも伝わる。「あいつは本気だ。」そう思わせる。そう思わせなくてはならない。そう思わせることで、周りの人にも無言のプレッシャーを与えるのだ。

 

「俺は手を挙げた、お前はどうする?」そう言わんばかりに気持ちを伝えろ、そうすれば自然と他の人も手を上げ出す。

 

その自分の気持ちに押され、他の人もポツポツと手を上げ始めたところで、あなたはこう言う、「俺がやる!」

 

すると他の人たちもそれに押され、1人、また1人と「俺がやる!」と言い出す。

 

会場は割れんばかりの「俺がやる!」コールで沸き立つ。もう、最高潮の盛り上がりを見せる。

 

ほぼ全ての人が手を上げたところで、最後の人もついに手を上げる。

 

「じゃあ俺も!」

 

 

 

 

その瞬間、他の全員が一斉に言う。

 

 

 

 

 

 

「どーぞ、どーぞ」

 

 

質問タイムはこうして始まる。