HARADAプライベイト

見ろ、あれが俺らが探していた両国国技館だ。見ろ、あれが俺らが憧れた力士だ。見ろ、あれが俺らが恋い焦がれたちゃんこ鍋だ。みろ、あれが俺らが求めていた力士の(やけに美人な)嫁だ。

「最&高」

数週間前、SNSで、「最&高(サイアンドコウ)」という単語?を見かけた。これを見た瞬間、ものすごい違和感とともに、この言葉の語感のよさに惹かれてしまい、それから私の頭の中に「最&高」という単語?がこびりつくように残ってしまった。そのため、なにか嬉しい場面や楽しい場面があるごとに「最&高」と言ってしまいそうになる自分がそこにいるのである。言ってはダメな言葉なわけではない、しかし、自分の中の妙なプライドがそれをこばむのだ、ここで「最&高」と言ったが最後、オレははやり言葉つかいの手先となり、まるで仮面ライダーのショッカーのように怪人ハヤリコトバの言いなりとなって正義のヒーローである仮面ライダーに即座に倒されるザコキャラになってしまうような、そんな感覚におちいるのである。

とはいえ、この「最&高」のリズムの良さはなかなか捨てがたい存在だ。私は、「インスパイア」というパクリを正当化する非常に便利な言葉をもって、「最&高」の可能性を広げてみる事にする。

 

最&低(サイアンドテイ)

「最&高」があるのならやはり「最&低」はあってしかりだろう。おそらく「最&高」はただの「最高」という言葉をより強調するためにできた言葉だと推測している。そのため、「最&低」は「最低」な状況をより強調するために使うべきだと考える。

 

労&働(ロウアンドドウ)

できれば働きたくない、「明日は仕事」なんて言葉は嫌いだ。そんなユーウツな日曜日を少しでもマシなものにするために少し言い方を変えれば、なにか違う景色が見えてくるかもしれない。そう「労&働」が少しもの安定剤になるかと思ったが、あまり効果は見られないようだ。イマ&イチだった。

 

睡&眠(スイアンドミン)

「睡&眠」はいろいろ使えそうだ。意味を強調するので「熟&睡」のほうがいいかもしれない。「お前よく寝てたな〜、『熟&睡』だったぜ」なんて言ってみたい。よい子は「早寝&早起き」したいものだ。

 

運&動(ウンアンドドウ)

健&康でいるためにはこの「運&動」は欠かせない、最近は「マラ&ソン」ブームなので少しの距離からでもはじめて行きたい。一汗欠いた後のビールは最高である。

 

焼&酎(ショウアンドチュウ)

おっさんが飲む酒・焼酎である、おそらくおっさんは「最&高」なんて使わないぞと言うスタンスでくるはずだ。はやり言葉なんて絶対に使わない。しかし、こと焼酎においては話は少し変わってくる。普段飲むおっさんのためといっても過言ではない焼酎が「焼&酎」となる事により、すこしカッコいい酒になったような気持ちになるのである。焼酎もいくつか種類があるので、「芋&焼&酎」とする事も出来る、「米featuring焼&酎」としてもいいかもしれない。

 

泥&酔(デイアンドスイ)

ベロンベロンに酔っぱらっても「あいつ完全に『泥&酔』してるよ」となれば、なんとなくシャレた感じになる。おっさんが「焼&酎」で「泥&酔」するのである。これは結構「最&低」な光&景だ。

 

いつか「最&高」といえる日まで、ある程度すたらないでほしい。たのんだぞ「最&高」